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プログラマー脳を読んだ

プログラマー脳を読みました https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798068534.html

脳を知る

前半では、コードを読む時、書く時どのように脳が働いているのか、短期記憶、長期記憶、ワーキングメモリがどのように作用して いるのかが書かれています。 後半からは、わかりやすい命名、コードを書くことで脳の認知にどのような良い影響をあたえているかを説明しています。

新しい発見を得られるというよりは、自分が日々実践していることが言語化されて、腹落ちできる本でした。

共感したところ

コードに慣れる

長期記憶に、コードベースの仕様、ドメイン知識などが保存されることで、ワーキングメモリが少なくなり、結果的に効率的にコードを書けると書かれていました。 初めて仕事でプロダクトのコードベースに触れた時には、このModelは何を表しているのか、他のModelとの関係はというところがわからないので、 少しの実装でも、覚えることが多く大変でした。 今は、このModelはこういった役割を持っていて、他のModelとはこういった関係性があるということがわかるようになったので、 Modelの理解から始めることが少なくなりました。

馴染みのない部分の長期記憶を作るうえで、レビューをしていくことも大事だと感じました。

意味波

初心者が概念を理解する時に、以下のような流れで理解していくと書かれていました。

  1. 一般的な概念の理解
  2. その概念を使った具体的な例の理解
  3. 具体的な内容から抽象化される

自分がスタブという概念を理解した時と同じ流れでした。 スタブとはなんなのか調べて理解して、その後に実際にコードで使ってみて理解をしていきました。 スタブという概念を抽象化して、「ここの関数がtrue返さないとこの処理実行されないし、こういう時にはスタブ使ってtrueを返すとよさそう」と判断して、適用できるようになりました。

もっと早く読んでおきたかった

最後の方では、オンボーディグについて書かれていました。

コードベースに慣れた人が簡単に思えるタスクも、長期記憶がない新しいメンバーにとっては大変なタスクになるということが書かれていました。 そのため長期記憶、短期記憶、ワークキングメモリを補助する方法や、新しいメンバーのタスクの選定の仕方が書かれていました。

最近、新しいメンバーと一緒に仕事をする機会が多かったので、1ヶ月早く読んでおきたかったです。

次読む本

初めてのGraphQL https://www.oreilly.co.jp//books/9784873118932/

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