この記事では技術的な話はしません。
入社前からのアイデア
SUZURI の運営元である GMO ペパボの面接で作ってみたいサービスや将来やりたいことはありますか?と聞かれ、自分は
SUZURI のように画像から T シャツのような 3D モデルを購入できるサービスを作りたいと答えていた。
大学、大学院生では HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の研究をしていて、もちろん Chat もプレイしていた。
その中で SUZURI のように画像から 3D モデルを作る機能が欲しいなと思っていた。
そして入社して 3 年目で、SUZURI での 3D グッズ作成機能のリリースをした。
CTOのあんちぽさんとの二次面接で画像から3Dモデルを作りたい!といっててまさか数年後に実現するとは思ってもいませんでした!
— yukyu (a.k.a ugo) (@yukyu30) April 25, 2024
まだまだこれからですが引き続き頑張っていきます! https://t.co/DkZino2IG7 pic.twitter.com/KDnjE7eadl
リリースまで
新しいアプリケーションの開発環境を作るのが上手くうまくいかず、時間がかかった。arm64 や x86 といった CPU アーキテクチャに依存するような問題があったので「Linux の知識つけると良いですよ」とアドバイスをもらい、モダン Linux 入門を読んだ。
最終的にはソフトウェアのバグもあり、CPU アーキテクチャだけの問題ではなかったが Linux に対する知識のインデックスを得ることができたのでよかった。
Three.js での 3D モデルのプレビューを実装した。3D での表現はコードより最終的な描画されたイメージが良いかで判断されるため、これで完成というのが判断できず、難しかった。
プレビューは最後の最後まで調整をしていた。リリース後に「社内検証時よりめっちゃ良くなった!」といってもらえたので良かった。
3D 缶バッジのモデルのベースは自分が作って、デザイナーさんにブラッシュアップしてもらった。エンジニアでありながら 3D モデルを作るという新たな実績を解除した。
リリースされてからの印象的な出来事
自分が愛用しているワークシャツのデザインが、缶バッジになり嬉しかった。もちろん買った。
さらに嬉しいことに、自分のフォントを使ってメッセージカードを作成いただいた!
好きなクリエイターさんと実質コラボでき、とてつもなく嬉しかった!
満腹ハッピー犬・空腹ハングリー犬
— kocoon(コクーン) (@kocoon7) May 9, 2024
3D缶バッジ(セット)が売れたよ🎉
VRChatは未知の世界ですが
使ってもらえるみたいで嬉しいです!
ありがとうございます!
勝手ながら記念にyukyuさん作のフォントを
背景に使わせてもらってます。#SUZURIのデジコン #suzuri #VRChathttps://t.co/V2lXeTPxWj https://t.co/ivFyOyqLyJ pic.twitter.com/OVjCevalHq
おわりに
技術的な話、作る上での試行錯誤など色々話したいが、それはまた別で書こうと思う。
アバターに缶バッジを身につけたので、このあと VRChat に行って写真をとってこようと思う。
告知の通り、2024 年夏頃 T シャツ 3D モデルの作成・販売が可能となる予定なので続報をお待ちください。